こぐれみわぞうのプチ日記


2006/03/12(sun)戸山公園2日目

お天気下り坂との予報でしたが、晴れ女パワー作動、ググっと雲を減らしてみました(笑)。一滴も降られず。

今日の戸山公園は、きのうの快晴とはまたちがって、風の劇場になってました。
もうなにも言う必要ない。
泯さんはきょうも、また素晴らしかったです。
わたしたちもたっぷり楽しませてもらいました。

泯さんとご一緒させていただいたことで、たくさんのことに気づき、学ばせてもらいました。
こんなにすごい才能と交われたのは、本当にラッキーなことです。

あと、トランペットの北さんと、ここまでじっくりぴったりご一緒できたのもよかった。
柔軟でカラフルでパンチも効く北さんのトランペット、ホントに素敵。お誘いして大正解でした。

きのうと今日の公演は、あまりにも楽しく素晴らしく充実していたので、堤真一さんも合流してくれた打ち上げでは、檳榔姉妹、いつも以上に笑い続けて極上機嫌でございました。
皆さん、本当におつかれさまでした!ありがとうございました!

夜、たまたまつけた教育テレビで、南アフリカのお芝居「モローラ〜灰〜」の劇場中継。
当初はあまりにヘヴィーで、舞台で起きることばかりではなく、もういろいろなものを受け止めすぎてしまい、具合が悪くなってしまったのですが、音楽、というか、コロスが素晴らしく、がんばって最後まで観たら、見事に救われました。よかった。これで幾千、幾万の魂が救われたはず。
観ながら何度、「すごい」と言ったかわからない、本当にすごい舞台でした。

今日は充実した日でした。
素晴らしい一日を過ごさせてもらえて、すべてに感謝です。
大事にかみしめて、自分の糧としなければ。

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今回の楽隊4人。後列左が北陽一郎、右が大熊ワタル、前列左がみわぞう、右が渡辺明子。

[link:110] 2006/03/13(mon) 03:28


2006/03/11(sat)戸山公園1日目

きょうは気持ちよく晴れた戸山公園で、田中泯さんのダンスと共演、というのはおこがましいか、ご一緒させていただきました。
明日もありますので、ご興味ある方はぜひおでかけください。
泯さんは本当に素晴らしい。

正直なところ、ダンスや舞踏といったものには、なぜかまったく興味のトリガーを見出せないのですが(←ゆえに嫌いというわけではありません)、泯さんのダンスだけは、刻一刻とからだの筋肉が緊張したり弛緩していくさまから、周りの空間や空にまで意識が広がっていき、あらゆるできごとがおもしろくて、楽しめます。
もうひとつつけたすと、花上直人さんと、キャラバンテントの3人は別格。おもしろい。

さて、この公演中に、痛感したことがひとつ。
戦争は当分なくならない。

というのも上演中は、出演者も観客も通行人も遊んでいる子供も、いっさいの線引きなく、会場である戸山公園に共存していたわけですが、私たち演奏者たちが、たまたま公園に遊びに来ていた(おそらく近所に住む)小学生と思われる男の子たちの近くへと移動したところ、ひとりが太い枝を使って、いきなり太鼓を叩いてきたので、私は少しおどけて「コラー」かなんか言って怒ってみせたんです。

だいたい、楽器に平気でさわるのはよくない。
そもそもそれは他人のものなんだし、楽器にはこわれやすいものも多いのだから、とことん戸惑って躊躇してからひと言、さわってもいいかと聞いてくれればいいんです。喜んでさわらせてあげたくなります。手ほどきもしてあげたくなります。人の愛車に勝手に乗り込んで、エンジンかけて走りまわる人はいないでしょう。それと同じです。でも、特に太鼓なんかは、大人でもなんのためらいもなくいきなり叩きに来る人がいるから困ります。
で、それを注意しようと思っていると、彼らは口々に、
「なんだよ、女のくせに」
と言ってきたのにびっくり。
最も身近な、自分と相対するものに対して、そうした感覚を持っている(まだこどもだったので、「持たされている」といったほうがいいかな)ということです。
彼らとしては、距離を縮める方法として、そうやってけしかけてきたのかもしれませんが、泯さんのダンスからは、未来は明るいように感じさせてもらっていたまさにそのときだったので、こども相手に大人げないながらも、かなりカチンときてしまいましたー。
じゃあ、彼らの母親はどうなんだろう。
そうした感覚を身につけているわが子に対して、どんな思いをもってるんだろう。

この子たちが大きくなった頃には、
「○○のくせに」
という理由で戦う可能性は、往々にして考えうるでしょ。
でもなんとかして、その方向転換しないといけないのに、私たち大人はいったい何をやってんだ。
あまりにもがっかりしすぎて、楽しい日記が書けません。

[link:109] 2006/03/13(mon) 15:25


2006/03/05(sun)カウントダウン開始!

ツアーTの評判がめちゃんこいいっす!
よかったー。作った甲斐がありそうだー。
ウチは物販で稼ぐバンドではないので(笑)、カラー及びサイズごとの枚数がわりと少なめではありますが、ぜんぶ売り切れちゃったら、追加注文も考えようと思います!

で、ツアー開始までのカウントダウンも始まりました!ゆえにHPもやたら花咲かせまくってみましたっ!ブルーミング!なんだか見てるだけで、明るい気分に・・・・・・な、なりませんか?ウザイっすか!(笑)でも、シカラムータはもっと暑苦しいっすよ。なんせ花咲かせに行くので、会場ぽっかぽかに暖めちゃうんだから!特にわたしは衣装のせいもあって、汗ダラダラなので、終わってから握手しちゃうと、しっとりしちゃってびっくりするよ!(笑)で、やっぱり汗かいた方には、着替えのTシャツ売ってます!燃え上がるあなたの汗をすべて拭うだけの用意がある、コットン100%!(←このコピー、気に入った!)ライヴの興奮をご自宅でも味わいたい方には、ライヴ盤CDを良心価格でおわけします!(←予定)特に神戸、京都、名古屋の皆さんは、ライヴ盤初めて見る方も少なくなさそうだよね!楽しみに待っててください!

そんなわけで明日は第一回目のリハ!
久々に太田さんにも会える!(と思います(笑))
いろんな意味でドキドキしながら、リハいってきます!

[link:107] 2006/03/06(mon) 12:17


2006/03/04(sat)春ツアーの仕込みが着々と進んでing

ああ、なんてことだ。ここの日記はずいぶん更新しそびれていましたー。
某所ではやたらめったら書き連ねていたのですが、オフィシャルサイトだと思うと、どうも気構えてしまってご無沙汰してしまったー。

えー、いよいよ今月に差し迫りました、久々のシカラムータ関西ツアーですが、着々と準備を進めています。その中でも、今年のオフィシャルTシャツ・2006春コレクションのデザインが先日決定、ようやく本日、皆さんに発表となりました!イエイ!イエイ!イエイ!
特集ページには、トップページからもいけますが、こちらの→オフィシャルTシャツ2006春コレクションをクリックしてもいけます。さっそく、カラーバリエなどをチェックしてみてください。
今回は、柏原晋平画伯によるシカラムータ鳥獣戯画がベースとなってるだけあって、もはやツアーTの域を超えて、もうふつうにオシャレなTシャツとして光り輝いております!あなたの胸元にも、シカラムータを踊らせてやってください。責任もって春を呼び込みますのでっ!

で、年末から書いていなかった間、もう、いろいろ報告したいことばっかりで、どこから書いていいかわからないっ!たとえば、数年前フランスで出会ったドイツのバンドが急遽来日して、急遽ブッキングしたライヴの楽しい思い出話があったり、演奏中のみわぞうが、特にゴロス(大太鼓)を叩いているとき、やたら男前になるのはなにゆえかと、至るところで話題にされたのですが、どうやらこれは不動明王様がおりてきていたらしいというエピソードがあったり(笑)、もう、思い出し始めたらどこから話し始めていいかわからないので、近況報告。
わたくし毎日、周りがひくぐらい元気と言い続けて過ごしていますが、変わらずやっぱり異様に元気にさせていただいてます(笑)。だってさ、シカラムータを贔屓にしてくれる人が、いまやこんなにいてくれるんだからさ、元気にならないはずないじゃん!
ライヴをやるたびにいつも思うのは、私たちのライヴに遊びに来てくれる皆さんは、ほかの人よりはだいぶ肥えたいい耳を持っていて、楽しみ方とそのためのマナーまでも重々心得ている、ホントに質の高い選りすぐりの方々だということです!そんな皆さんからはいつも、たくさんの元気を、特に心にしみわたるようなあったかいパワーをもらっています。

そんななかきのうは、3/21のシカラムータ東京公演の会場でもある、おなじみ、吉祥寺のスターパインズカフェで、ガレージシャンソンショーとヨロ昆撫などを見てきたわけです。ちなみにガレシャンのアコーディオン・佐藤芳明くんは、ご存じのかたも多いと思いますが、シカラムータにも参加してくれていて、今回のツアーにも同行してくれます。この人のアコは、ホントにすごいYO!あ、もうひとつちなむと、今回のツアーはベーシックなメンバーに加えて、昨夏以来久々に、ヴァイオリンの太田惠資氏も同行してくれます!これで興奮しないわけないっしょ。気合い入らないわけないっしょ。見逃せないっしょ。
で、きのうの話に戻ると、ヨロ昆撫がやっぱりおもしろくて、それだけでも(ってことはない、全部通しておもしろかったけど)大満足だったわけです。現在は二代目の踊り子さんも脱退して(笑)、ヨロ昆撫aloneなわけですが、ああ、もう、ぜんぜんこのまんまで満タンハイオクなおもしろ大賞受賞!
皆さんも機会があったらぜったい見逃さないでね。わたくし、自信をもってオススメしますので!

なんだかとりとめもなくダラダラ書いてしまいましたが、要点はひとつ!
今回の春ツアーは、シカラムータツアー史上最高に豪華メンバーをもって、最高のライヴであなたの花を咲かせます!
皆さんも桜の開花を先取りして、一気に咲き乱れる準備のほどたのんだよっ!うっす!

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2006春コレから、たとえばこれは<福蝉>(ふくのせみ)。

[link:106] 2006/03/04(sat) 07:03


2005/12/17(sat)なべちゃんのお誕生日at美濃、台湾

ジンタらムータ、台湾・美濃(メイノン)にてライヴを終え、戻ってきました!
で、きのうはそのまま下北沢Lady Janeで、佐藤芳明氏と大熊さんのDUO、数時間前にそれぞれの家に戻った服部くんとなべちゃんもまた観に来たりして、やっと旅が終わった感じでした。
バタバタと慌ただしく事が運んでいく様子につきあってくださった皆さん、ありがとうございました&おつかれさまでしたー。

今週ほど急な展開があったことはかつてありませんでしたが、そのわりにいい演奏ができたのは、この美濃という場所自体が持つパワーにちがいないです。
途中、私は1曲お休みだったので、ステージの真裏のベンチで腰をおろしていたところ、ちょっと言葉にしづらいのですが、パワフルでポジティブで温かい、巨大な気の塊というようなものを一身に感じ、見上げた空からは満ち満ちたお月様が煌々と光を注いでくれて、一気に感激の波が押し寄せてきました。

ここは反ダム闘争で知られている町ゆえに、大熊さんの強い希望で「不屈の民」も演奏、もはやここで演らずにどこで演る、という訳ですが、この曲を美濃に捧げる、と言いつつ、実際には美濃から、不屈の魂のあるべき姿勢、といったようなものを教えてもらいました。それは太鼓を叩きながらのほんの数分間のことだったのですが、すごかったの、反応してくるパワーが。こう、浮世絵の大波みたいなのが、うわあーっ、って覆い被さってくるような、ものすごいものが地面から空から四方から遠くの山々から、お客さんたちと一体になって、強烈に伝わってきたんです。しかもそれは限りなくピュアで温かいの。
わりとあっさり屈しやすい私にとっては(笑)、やっと「不屈の民」がちゃんと演奏できるよう、扉を開けてもらった気がします。

と、ほんのわずかな滞在ながら、まだまだ書き足りない感動巨編な旅だったのですが、ほとんどの時間は笑いながら過ぎていったためお笑い巨編でもあり、その中で旅の達人川口義之氏も合流し(笑)、檳榔姉妹誕生の国ゆえにlow level,high tensionも加速しながらアーティスト写真の撮影もしたり(カメラマンは大熊さん(笑))、そしてライヴ当日はなんと、トロンボーンのなべちゃんこと渡辺明子さんのお誕生日だったりで、こういう写真が撮れました!なべちゃん、お誕生日おめでとう!!!

というわけで、ひとまずただいまのお知らせでしたー。

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バースデーケーキを手にしたなべちゃんと、服部夏樹、川口義之、大熊ワタル、みわぞう、の、ジンタらムータ

[link:105] 2005/12/19(mon) 16:03

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