大熊ワタル気まぐれ日記


2006年01月19日(木)アタタタタタ、痛っ

みわぞう選手は、きのうの寒中チンドン行進で肩が張り、頭痛がひどい。
 心配したほどではなかったにせよ、寒くはあったし、一時間半、休みなしで頑張ってくれたから、しょうがない。
かくいう自分も体のほうぼうが張っている。
デモはいい感じだったが、最後に区長に逃げられ、みんな徒労感・くやしさが残っただろう。こいつは倍返しにしなくちゃ!
起きてたまたまつけたTBSの番組「きょう発プラス」で、兵庫県警の体質の問題を取り上げていた。浦中君の事件以外にもひどい事例がいろいろある。
本当にダメな県警だ。浦中君のことも、一緒に取り上げてくれていた。ひとりで裁判をたたかっている病身のお母さんのことが気になっていたので、ちょっとうれしかった。
しかし、時間の経過でどんどん世間の関心は薄くなる。事件後しばらくフォローしていた神戸新聞も、記事の堆積をやめてしまっている。一方、面子で動いている県警は、お母さんに消耗戦を強いて、最高裁まで争っている。気を抜かずに、僕も発信していかなければならない。

[link:23] 2006年01月19日(木) 14:09


2006年01月20日(金)浦中君、やっとだね!

 浦中君のことを書いたら、その日に最高裁で上告棄却の決定が出たとのこと。つまりお母さんが勝ったのだ。
お母さん宅にご挨拶に伺ってからもう一年たつし、そるそろどうにかならないものかと気になっていたのだが、その日のうちにドンぴしゃの結果で、びっくり。
 友人からの報告の電話を受けたあと、しばらくして久しぶりに嬉し涙が出てきた。
 それにしても兵庫県警の悪あがきは一体なんなんだろう? 当たり前のことにやっと決着がついたにすぎない。
 関西では判決の第一報に続き、お母さんの記者会見など各社でニュースが流されたようだが、東京では一切なし。
 ちょうど、大きなニュースが重なっている影響もあるかもしれないが。

 そういえば、下北沢のパレードも、TVや新聞、週刊誌など、取材はけっこう来ていたけど、すぐには記事になっていない。これも、ライブドアや耐震偽装などの騒動の余波なのかもしれない。
 それにしても世田谷区も、けっこう突っ張っている。まったく相手にしないつもりなんだろう。ふざけた連中だ。
 再開発は希望しても、街を寸断することになる道路計画には反対、という地元の商店主は結構多いらしい。しかし、区は道路と再開発をセットにしていて、ほかの選択肢を全く認めようとしない。何十年も前の幽霊のような計画なのに。
 巨額の無駄が指摘されながら、結局地元の反対が切り崩され、やはり何十年も前の計画が動き出してしまった八ッ場ダムの二の舞は絶対避けないと。
 運動側も知恵の絞りどきだろう。

[link:24] 2006年01月22日(日) 04:21


2006年01月31日(火)なんだか多忙な旧正月

●日曜はplanBで、デレク・ベイリー追悼のライブに参加。

出演:一噌幸弘(能管)今井和雄(guitar)内橋和久(guitar)大熊ワタル(clarinet) 大倉正之助(大鼓)大友良英(guitar)サム・ベネット(percussion)大上流一(guitar) 高橋琢哉(guitar)竹田賢一(大正琴)田中泯(dance)灰野敬二(voice)巻上公一(voice)吉田達也(drums)近藤等則 (e.trmpet)
トーク:相倉久人、北里義之、平井玄、竹田賢一

…という豪華なラインナップ。
 多士済々のなか、久々のお手合わせや会話を楽しんだ。なかでも内橋氏がさすがの演奏。超多忙もうなずける。火曜日、林さんのライブで一緒なので楽しみだ。
自分の演奏は、ちょっとした段取りの失敗などもあり、不発気味。
 それにしても、デレクの存在の大きさを改めてかみしめた。

●月曜、西荻で、2日のシカラムータ@抱瓶と4日の蠱的態@光座のリハをダブルで敢行。前日が長い1日だったので、準備にやや不安があったが無事終了。とくに蠱的態は、超久々だが、これなら面白くできそうな感じで楽しみだ。
 終了後、関島、川口、中尾、渡辺、みわぞうの各氏と飲食。新年会ですな。例によって檳榔姉妹の断続的笑い爆弾が、中尾君効果で倍増。

●週刊新潮に、18日の下北沢の再開発反対のパレードの様子が載っている。駅前での演奏シーンも小さいけどばっちり写っている。
 面会を断り続けている区長が、当日不在だった理由が、なんと建築業界の新年会出席のためだったらしいことが発覚。公務中にもかかわらず、なんと友誼に厚いことだろう。このまま逃げ切れると思うな!
写真レポートはこちら。

[link:25] 2006年01月31日(火) 06:05


2006年02月02日(木)しびれライブ2題

1月31日
林栄一、大熊、内橋和久、吉田達也のすごいカルテット@マンダラ2
 火曜日でしかも寒い雨とあって、動員は…。
 が、見返りはなくとも、余りある楽しい演奏ができ、しびれまくった。
 林さんとは1年半前のデュオ以来。指の怪我のことは最近まで知らなかったが、このようなみんなの宝のような人には末永くお元気でご活躍いただきたいものだ。
 内橋・吉田のコンビネーションはこれまた練りに練ってあって、万華鏡のような目くるめく展開が素晴らしい。
 録音が上手くまとまるといいな。

2月2日
シカラムータ@抱瓶
 約1年ぶりのお座敷ライブ。店の告知に2月アタマにもかかわらず「今年もひな祭りライブはシカラムータ」というようなコピーがあったので、去年の書き下ろし(そして一度きりと思っていた)「BONBORI行進曲」の新バージョン「節分イブ編」に挑戦。絶対録音することもないだろうけど、こういう馬鹿なことも、もっともっと追求していきたいものだ。
 前回よりサウンド環境が若干改善されたこともあって、演奏もやりやすく、客席の反応もよく、さらに演奏が一体となりヒートアップする、という凝縮度マックスの時間を共にすることができた。最高!
 17HIPPIESの緊急ライブは、短期日のわりには順調に予約をいただいている。だが、まだ客席には余裕がある。あと1週間足らず、追い込みをかけねば。
 抱瓶から帰宅すると、17HIPPIESのメンバーからメールが来ていた。
ドイツの空港のチェックインで、ベースとベースアンプが持ち込み出来なかったという緊急報告。バンドの旅は、荷物が大変。急いでレンタルなどを当たらないと。僕らの9日はまだ時間があるが、4,5日の彼らの本公演(芝居でのシークレットゲスト)はもうすぐだ。

[link:26] 2006年02月03日(金) 04:28


2006年02月08日(水)エルトン・ディーン他界

エルトン・ディーンが亡くなったという。
「英国時間の7日深夜、急逝。享年60歳です。」 合掌。
http://en.wikipedia.org/wiki/Elton_Dean
エルトン・ディーンといえば、キース・ティペット・グループやソフト・マシーン(サクセロとか吹いてた)など、その名も輝かしい、多数のユニットで活躍した前衛ジャズロックにおけるサックス奏者の偉大なる先駆者。
過去形はかなしい。
最近は、昔のマイナーな盤も再発されているようだし、ちょっと聴き返してみよう。

ところで、この期におよんで、はじめて彼のディスコグラフィーやプロフィールを調べて、興味深い逸話を知った。
(ネット化以前から好きだった「こと・人」、意外と検索してなかったりするなあ・・・)
エルトンのファーストネームはエルトン・ジョンの芸名の元になっていたのだ。
何でも、エルトン・ディーンが若い頃に入っていたブルースバンド「Bluesology」のリーダーは、ノッポだったのでロング・ジョンとあだ名されたJohn William Baldryという有名なブルースマンなのですが、同じくそのバンドのキーボード奏者だったReg Dwightが、エルトン・ディーンとジョンの両方のファーストネームをくっつけて芸名にしたのが、エルトン・ジョンの始まりだとか。

[link:27] 2006年03月03日(金) 05:37

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