こぐれみわぞうのプチ日記


2005/01/27(thu) おいしいものは急いで食べてもおいしい

中野karmaでお茶。フルーツミンスのケーキは黒糖で作られていて、風味格別、かなりの激ウマ。りんごの香りのお番茶は飲みやすさ抜群でリラックス極まる。ここで待ち合わせのつもりが、先方は別の場所でお茶をしているというので、ちょっと慌てて頂いてから移動。

ロンドンから来ているテューバプレーヤーとサックスプレーヤーに会う。2001年にバービカンでシカラムータがライヴをしたときに見に来てくれた人で、以前からメールをくれていたのだが、今回やや長めに日本に滞在することになり、せっかくだから一緒に演奏しようということに。彼らは2/18のカバレットキネマに参加する予定。他にも近隣のミュージシャンと精力的に対バンやセッションがあるようなので楽しみだ。

Christine Ferberのジャムを買いに高島屋に行ったら、伊勢丹のまちがいだった。くー、ついさっきまでディスクユニオンのプログレ館にいたのに。仕方ないのでカヌレでも買おうと探したものの、今まで取り扱っていたお店ではどこも皆無。カヌレって売れないのかな。

[link:33] 2005/01/28(fri) 00:17


2005/01/26(wed) 早寝早起き

作業がたまっていたりすると、ひどいときは朝10時に寝て夕方起きるなんて事態もおきるのですが、やっぱり体にはしんどい。
このところは早寝早起きで、日中はかなり快適なのですが、夜、ある時間になると急激に眠くなってしまい、寝る以外にもう何もできない状態に。大人なんだからいろんな都合に合わせて、ある程度眠気をおさえたりできるはずが、まるでタイマーをかけたみたいに、ある瞬間から電池切れのようにぐにゃ〜んとなるので、まるで融通がきかなくて困ってます。

[link:35] 2005/01/28(fri) 00:38


2005/01/25(tue) 再会は新たな扉を開くか

某雑誌の編集者さんから、大熊さんに面会のアポがあり同行、中野のkarmaへ。聞けば、数年前に楽屋でサインをしてさしあげたとのこと、更に話をするうちに、あのときの彼だったのか、とふと思い出された。なかなかおもしろい視点の持ち主で、当時はまだ大学生さんだったのだが、今ではいち編集者としてがんばっているようで、嬉しくなった。なんというか「言葉」が共有できる人なので、話がすっと通じるのが心地良い。人によってはひとつひとつ順を追って説明をしなければいけない場合もあるわけで、かねてからこの雑誌は大熊さんのテイストに合致する部分が大きいように思っていたこともあり、いいご縁になればいいなあ。Kさん、どうぞよろしくお願いします。

そのまま中野のお蕎麦屋さんでお夕飯、食べ終わってまもなく、目の前のガラス越しに蕎麦打ちが始まった。そう簡単に会得できない職人さんの技には様式美があって、ついじっと見入ってしまう。お蕎麦を鮮やかに切る最中にお店を出なければいけなかったのだが、なんだか曲の最中に帰るお客みたいな気分で、申し訳ない気分になってしまった。

[link:34] 2005/01/28(fri) 00:39


2005/01/24(mon) ニュー免許証

実は昨年のシカラムータ祭り2日目のときに、免許証入りの財布を紛失してました。発覚したのは開演前、なのでステージに上がっている時にはすでに、財布紛失の事実を受け止めていたのです。でも、あの日は本当にバタバタしていたので、そんなことをショックと思う間もなかった。現金もある程度入っていて、隠しポケットにはヘソクリみたいなお種銭も入っていたのですが、何より免許証をなくしたのにはあとからじわじわと困り、折あるごとに運転できない不自由を感じつつも、なんだか財布が見つかるような気がして、なかなか再交付に行かない状態だったのだ。

そこで今日、周囲のニーズにお応えすべく、やっと再交付。手続きには大して時間もかからず、ニンテンドーDSでちょっくら遊んでるうちにできちゃったくらい。できあがった写真は顔と背景以外は全部黒くて、黒豆みたいになった。

[link:31] 2005/01/27(thu) 20:20


2005/01/23(sun) 浅草で長田を思う

浅草にある実家のお墓に親がお参りに行くとのことで、合流すべく朝から出かける。
駅から歩く道すがら、あまりに寒くて、神戸の震災のときもさぞ寒かったのだろうと思ったら、ふと「満月の夕」がアタマの中で流れ始め、歌詞を追ってるうちに突如、愕然としてしまった。
今まで何度となく演奏し、耳にしてきたはずのこの曲の歌詞のひとつひとつが、初めてリアルに感じ取れたのだ。
もちろんこれまで、何も感じなかったわけではなく、被災地に行き、被災した人から話を聞き、少しずつその実感を受け止めてきていたはずだった。更には想像力で、ある程度はわかっていたつもりになっていたかもしれない。ところが、浅草の街を寒さに身を固くしながら一言一言追っているうちに、その歌詞の意味するものがまるごと手にとるように伝わってきたのだ。まるで一枚ずつベールがはがされ、今まで見えなかった細かい模様まで見えたかのような、膝を打つほどにクリアに把握できる謎解きの瞬間のようだった。きっと長田で生まれたこの曲を、長田で演奏できたことが大きかったのだろう。
「満月の夕」は日本が生んだ、20世紀最後の名曲だ。こんなに素晴らしい歌は世界中に指折り片手で数えるくらいしかない。

[link:28] 2005/01/26(wed) 12:07

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