こぐれみわぞうのプチ日記

上野水上音楽堂で渋さやモノノケが出るとのことで、大熊さんもモノノケ参加、わたしは何年ぶりかに客席でモノノケ観ました。こんな風に見えてたんだ。
しっかし寒かったねー。指先まで冷え切ってしびれて感覚なくなって、これって凍傷？！（笑）。そんなカンタンにはなんないか。

一番始めに渋さだとは思わなかったので、会場着いてびっくり、メインディッシュからごはん食べたような気分だよねえ。おしゃもじ隊の衣装がまた凝っててかわいいかったなあ。川口隊長はしょっちゅう会ってるけど、ツノ犬さんや不破さん、片山さん、高岡くん、古池さん、小森さんたちにも久々に会えてうれしかった。especiallyツノ犬さんには会いたかったんだよー！ワンワンワーン！
川口隊長はこのあと飛行機で加賀へ移動とのこと、渋さの海外ツアーの打ち合わせでなかなか会場を出られず、フライト時間が刻一刻と迫るなか周りのほうがハラハラ、「日本で最後に怒る人」と言われるほど温和な（？）大熊さんも思わず
「早く行けよ（笑）！」
とツッコみながら見送り、隊長は加賀へと旅に出ていきました。（※その様子を写真におさめたものをmixiの日記に載せました）うーむ、ホント退屈しないなあ、隊長がいるだけで。

モノノケはリハができなかったのですが、ＰＡがＧＯＫの近藤さんだったおかげで救われてました。ＪＢみたいな樋野ちゃんは、大熊さんより見た目ドン吹き感溢れてました（笑）

みんなおつかれ！

クラリネットが心配で（笑）、いや、ほんとに心配で眠れなくて、朝７時過ぎに作業をしていたところ携帯電話にピッチの着信。間違い電話かと思って出てみたら、東京駅からの電話でした！担当者はいたって事務的に話していたと思うけど、こっちにしてみたら聞こえたのはこんな感じ。

「ハロー！This is 東京駅でえす！
　パンパカパーン！おめでとうございマンモス！クラリネットが発見されました！
　いえ〜いえ〜いえ〜い！（←両手でＶサイン前後に揺らして）
　しかもすんごい近くの駅で預かってるんだぴょーん！ラッキーじゃーん！ひゅーっ！パッキャラマロ！
　１３日までに取りにいっちまいな！パオパオパッ！パッ！パッ！」

というわけでよかったよかった！
スペシャル・サンクス to ＪＲ！アンド東京駅！ほか、クラリネット確保に動いてくれた皆さん！
もう二度と置き忘れないでくださいよー！

シカラムータ・ストアに入った注文表を見ていたら、事務所から激近のお客さんがいたので、直接商品とお代の受け渡しをすることになった。で、なんとなーく、その人は知り合いかも、などといううっすらとしたお吸い物みたいな予感があったのですが、あまり気にせずに行ったところ、シカラムータがお世話になっている新宿の某CD・レコード店の方でびっくり！シャーマンか自分？！実はこういうお吸い物予感はけっこうよくあるのです。

その後汐留へ。エミール・クストリッツァ監督の新作「LIFE IS A MIRACLE」の試写拝見、会場には知ってる人がそこかしこに。音楽はクストリッツァ氏も参加のNO SMOKING ORCHESTRA。ドタバタ感たっぷりで実に生き生きとした、それでいて切なくてあたたかい素敵な映画でした！公開は６月だそうです、これはぜひ観に行ってください！ちなみに主役の人はクラリネット担当でした。やっぱクラいいねっ！

そんなルンルンラブラブした気分で東京駅から中央線に乗ろうとしたところ、携帯に留守電が入っていたので、なにげなく再生してみてびっくり！

「・・・中央線に・・・クラリネットを忘れてしまいました・・・大熊です・・・」

はあ？！言ってる意味分かんねー！っつうか分かりたくなーい！そんな気持ちとは裏腹に事態を理解した次の瞬間、なんじゃそりゃー！なあらくれた気分で中央線のホームから長ーいエスカレーターをダッシュで駆け下り、遺失物センターとか駅員を探すうちになぜか新幹線のりばへ。やっと見つけた駅員に遺失物の窓口を聞くと、中央線のホームにあるってよー！あれー、これって無駄足？！まあ、なんじゃこりゃみわぞうになるとたいていものすんごい馬力が出るんだな、たぶん大きなタンスとか持ちあげられるね。
で、中央線ホームのお客様センターとやらに行ってみたものの、まだ見つかっていないとのこと。今日はひとまず引き上げてJRからの連絡を待つしか方法なし。なんじゃこりゃのまま電車に乗って帰宅するも、気が気じゃなくて眠れますん（←さてどっちでしょう）。

大熊さんはただ楽器が吹けるだけじゃなく、大熊さんにしか出せない音を持つアーティストであって、私がチンドン太鼓なくす（ってありえないけどさ、デカすぎて）のとはもはやわけが違うよなあ。特に管楽器はねえ。とにかく無事に主の元に戻ることを祈らNIGHT。

気がついたら大熊さんのクラリネットが何よりも大事なものだと思ってる自分がいました。・・・なんてきれいにまとめてみたりして。マネジャーの鑑みたいなコメントだ。でも大事なわりに手入れしたことないけど。

HPから簡単に注文してもらえるようにと、シカラムータ・ストアを開店したのですが、すごいね、大反響！ストアは今、テンテコ舞INGっすよ。
で、名古屋在住のイラストレーターゆうこさんに、みわぞう店長のキャラを作ってもらったところ、実物とかけはなれたプリティ店長が誕生！
「これ誰？」
の声にもめげず、オレ、店長ガムばります！
おーっと、ご注文くださった皆さん、ホントにありがとうです！すみやかにお手元にお届けしますので、待ってるような待ってないようなゆるーい感じで楽しみにしていてくださいね！あみんみたいな前のめり待機はＮＧね！！

今日は大熊さんレコーディング。
ベースの沢田穣治さんから誘っていただいたのですが、三線のよなはさんと三味線の新田昌弘くんのユニットだそうで、実は数年前、みわぞうはチンドン太鼓で新田くんのアルバムにほんのちょびっと参加させてもらったことがあり、それ以来の再会。当時は確か高校生だったので、レコーディング日程中も試験が重なっていたり大変そうだったのが、今はすっかり余裕なオトナになっていて、それだけでもう嬉しい気分になったところに、鬼怒さんや岡部さんたちもいて、楽しい録音現場でした。

それにしても沢田さんおもしれー！
その人柄も音楽性も、ついクスクスニヤニヤさせられてしまう、子どものような無邪気さがホントにニクめない人なのです。それゆえ、あまり社交的ではない大熊さんも沢田さんと一緒だと実にリラックスして楽しそうでした。そんななかでブリブリバスクラ吹いてる様子を写真におさめましたよ。真剣勝負中。

ところで、名刺交換をするとたいてい
「みわぞう・・・とは本名ですか？！」
と聞かれますが、もちろんこいつは芸名ですよ。そもそも、シーサーズのよしえちゃんがいつからか
「みわぞうっ！」
と呼ぶようになり、あるとき姓名判断をしたところ、「こぐれみわぞう」の画数がとてもいいと聞き、以来この名前で仕事をするようになったんですが、その話を今日もしたところ、
「で、これにしてからいいことありました？」
と聞かれた。そんなに率直に聞かれたことはなかったので、そのときは「どうだろう、わかんない」と答えたのですが、今こうしてハッピーに元気に過ごしていられるんだから、名前を変えた効果は充分出てるんだろうな。ミリオンセラー出してるわけでも、ブレイクしてるわけでもないから、第三者からはわかりにくいハッピネスかもしれないけど、幸せかどうかは自分が決めることだからね。こんなおもしろい音楽が身近にある生活を送れるなんて、ホントにありがたい話です。じーん。