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大熊ワタル+佐藤芳明DUO
[link:112] 2006/05/06(sat) 17:56
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ちなみにmixiのほうには、わりとこまめに書いています。
更新のタイミングを考えてるうちにまた日にちが経ちそうなので、思いついたときに書きますね。
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神田で育った祖母の実家は、元々千葉の勝浦にあり、ご先祖様たちは太平洋を臨む高台に眠っているのですが、そのお墓を預かってくださっているお寺さんに、家族と親類で法要に行ってきました。
自分の実家のお墓は浅草にあることもあり、わりとよくお参りに行っているのですが、こちらはなかなかお参りに行けず、本当に久しぶり。
ご住職も代が替わられてお若いお坊さまになったのですが、この方が実に好青年といった印象で、法要の前にお話を伺っているときから、すっかり楽しい気分に。
そのうち母が、
「そういえばご住職、新聞に載られたそうですね」
と伺ったところ、なんと、音楽をされているとのこと。
なるほど、このただならぬ好感のほどは、同じ仲間の香りがしていたからだったのね!
そして肝心の法要が始まってからというもの、ご住職の素敵な声にびっくり!
マイクを仕込んでいるのかと思うくらいの音量に、きちんと音階としてとれるような気持ちのよいピッチ、木魚や鉦の類のリズムも気持ちよく、私にとってはライヴを聴きに来たかのような楽しい時間になってしまいました(笑)。
終わりのほうで、木魚が変拍子になったときには、かなりの興奮状態。
拍手できなかったのが残念なほどでしたが、きっと、この活き活きとしたお経のおかげで、ご先祖様たちにも私たちの気持ちが届いたことでしょう。
お寺さんの境内はどこも、たいていのお寺によくあるジメっとした陰のある雰囲気がまったくなく、厳かで身の引き締まる感じを残しつつも、実に明るくて開放的な雰囲気。
聞けばお寺で、法話とライヴを一緒にやったりもしているとのこと。
檀家さんやご近所の方々が集まって、200人くらいいらっしゃったりという賑やかな場所になることもあるそうで、地域に親しみ、密着したお寺さんが、現代再びここで生き生きとしているというのも、実に素敵で嬉しいことでした。
帰り際、ご住職と名刺交換、CDまで頂戴して、勝浦でお食事をしてから、実家に戻り、お夕飯にちゃっかりお寿司を食べてから、下北沢へ。
新進気鋭という言葉もこの頃は違和感があるくらいにむちゃくちゃ上手くてイカした超実力派、佐藤芳明氏(同い年(笑))のアコーディオンと、大熊さんのDUO。
今日は事情があって、全編レコーディング態勢。
「『まわってます(=録音してます)』って言われると、ダメなんだよねえ」
と言うミュージシャンが少なくないなか(笑)、二人はきっちりかっちりいい音出してました!さすが!
広島のおいしい純米酒が何倍にもおいしく感じられる、ホントにいいライヴでした。早くDUO名、決めてよー!
さて帰宅してからは、ご住職に頂いたCDをさっそく拝聴。
これが予想以上に素晴らしいものでびっくり!
癒し系の先をいった「悟り系」というだけあって、聞こえてくるものすべてが澄んでいて、まさに魂のサプリメント!
なにより音楽的なクオリティが高い!
ピッチもリズムもよければ、曲もしっかりと作られていて、実に見事。
実は通常、こういうわかりやすくてきれいなものを聴くと、私たちのようなひねくれ者はついつい耳を閉じてしまうのですが(笑)、これに限ってはそんなことがまったくなく、本当に気持ちよく、じっくりと聴き入ってしまった次第。
しかも途中に入っている漫才が、これまた爆笑!
この方たち、漫才でもいけるんじゃないかなあ(笑)
そんなご住職のユニット名は「しんが」。
HPはこちら↓です。すぐに曲が流れます。
http://www6.ocn.ne.jp/~nori-53/enter.html
大熊さん曰く、
「だれかがちゃんとプロデュースしたら、売れるよ」
みわぞうも深く賛同っす!