こぐれみわぞうのプチ日記:2005-08-13


2005/08/13(sat)青春の1ページ

翌14日のシカラムータ@白州に備えて、前日から車移動。大熊さん運転の機材車に、檳榔姉妹便乗。
ホントは、朝から「クーリヤッタム」という南インドの最古劇のワークショップがあったので、それに参加すべく早朝出発を目指したものの、予想通り撃沈。ワークショップの成果をさっそくステージで見せようと思ったのに(←得意の付け焼刃(笑))叶わずがっくりするのも束の間、檳榔姉妹の渡辺明子さん=通称なべちゃんが突然、ヒューマンビートボックスと化し、シンセタムしか出ないヒューマンビートにさんざん笑かされたり、
「『ゆかたで豊かな屋形船』って3回続けて早く言える?」
と自作の早口言葉に翻弄されたりで、かと思えば、ぺろーんとおなかを出しておやすみになられていたり、でも私が見た瞬間に飛び起きてみたり、おそらくこの夏、国内では間違いなく最も爆笑度の高い旅路がスタート。

そんなわけで一路白州へ、というわけもなく、途中、この間お世話になった甲府の桜座に寄ってお昼をいただいたり、気になっていた古着屋さんに立ち寄ったりなどして、夕方ようやく白州に到着。と、すぐに巻上(公一)さんに遭遇。今年は出演されなかったのですが、ご家族で遊びに来ていて、友だちでもある奥さんと、息子君にも再会、すっかり大きくなって、ますます巻上さんに似てきて、なんだかとっても嬉しくなった。類い稀な才能の持ち主が、次の世代へとしっかり大切なものを伝えている様子に、やっぱり未来は明るいにちがいない、と思えた時間でした。

みんさんの踊りもタイミングよく見ることができ、そのあと、宿に移動する途中、河原に立ち寄り、チンドンとクラリネットとゴロスで、やっぱり笑いながら練習。なべちゃんのゴロス、これがなかなかに素晴らしくて、リズムやらグルーヴやらには人一倍うるさい大熊さんもベタ惚れ。演奏に集中しすぎておかしな按配になるあたり、私にとっても他人事とは思えず、いずれ「なべごろー」をフィーチャーしたいと、笑いながらかたく心に決めたのでした。
一方、久々に自然とたわむれようと、半袖半ズボンのまま、
「うわーい!きゃーきゃー!」
とか言って(←ホントに)草むらに駆け込んでいった大熊さんは、案の定、虫に刺されまくり。どう見ても無防備すぎだっつうの。

夜は、バリのガムラン+舞踊を鑑賞。森の中で、こんなに素敵なプログレを聴けるとは思わず、大興奮。特にみんさんが踊ったときの、新曲のようなものにハートわしづかまれました。
それから男性の踊り手さんが、「野戦の月」の桜井大造氏にそっくりでびっくり!ご存じの方は分かると思いますが、大造さんのお顔つきはインパクトが強烈で、実はこれまでにも、様々なステージで大造さん酷似の方々を見てきたため、やはり各地に大造さんはいるんだ、と思っていたら、大熊さんが、
「いや、もう、『大造』っていう型があるんだよ!」
と、やっぱり笑いながら力説してました。
それにしても素晴らしかった。こういう鑑賞体験ができるのも、白州ならではだー。

で、そのあと、すぐ近くに常連のお客さんカップルの別荘があると聞き、ちょっとおじゃましに伺ってみたところ、なんとも素敵なお家で感激!外装や内装ばかりか、造りそのものが独特で、よくある南欧風なんかではなく、ここにしかない実に素敵な雰囲気。そこかしこに置いてあるオブジェも、ひとつひとつがおしゃれなうえ、テラスでお食事を、と誘ってくれた。ちょっとお茶くらいの気分で来ていたものの、すっかりおなかがすいていたこともあり、何より居心地の良さに負けて、お言葉に甘えてしまった。
出てくる料理はどれもおいしいし、ワインもおいしいし、お水は大好きな炭酸水だし、なに、ここ、プロヴァンス?ってくらいの快適さ。極めつけはBBQ、しかもテラスで炭火で焼いたわけよ。白州産の野菜もおいしかったけど、チキンが激ウマ!かつてボーイスカウトだった大熊さんが、久しぶりにハッスル感満々でまきわりをしたり、なべちゃんのヒューマンビートボックスを聴いたり、わたしがフォースを見せたり、そんなこんなで談笑というか、談大笑するなか、温泉をひいたお風呂もいただいたりして、もう言うことなしの最高の時間を過ごさせてもらいました。Tくん、Aちゃん、本当にありがとう!
なかでも一番の思い出は、みんなで星空を見上げたこと!なんか、すっごい明るい未来のある若者たち、って感じで目キラLラさせて、もう青春のど真ん中。で、青春を謳歌してるうちに、気がついたら時計は4時前でした。ま、青春だからね。

[link:99] 2005/08/25(thu) 17:47