こぐれみわぞうのプチ日記:2005-08-14


2005/08/14(sun)白州で天国と地獄

なべちゃんと大熊さんと文字通り3人「川」の字になって休んだのも束の間、わたしは8時に起床!というのも、シカラムータTシャツのパッキングをしなければいけなかったのでした。目の前でお二方がすやすや眠っているのに地味にパッキング、よくやった、me!というか安眠妨害だっちゅうの。

お昼は、「ダンス白州」の事務局である「身体気象農場」でいただき、再び、昨晩お世話になった別荘へ。ほんの数時間しか経っていないというのに、またもやおじゃまして、大熊さんの演奏準備や、檳榔姉妹の着替えとメイクをさせてもらった。夜は周りが漆黒の闇といった感じだったのが、昼間にあらためておじゃましたら、とってもいいロケーション!川のそばで、遠くには山々が見えて、お庭も素敵に手入れされて、ホントに居心地最高!あまりの快適さに、昨晩の温泉後並みにリラックス具合が再びピークまで急上昇、すべてが完全にゆるまったところに、
「みわさん、桃食べます?」
「食べるっ!・・・でも、お構いなく・・・」
って、あんた・・・(笑)
檳榔姉妹は、急ぐことがむちゃくちゃ苦手で、特にわたしは焦るともーなんにも手につかなくなってしまうので、今日のようにゆったりと、桃などいただきながら、ライヴに備えることができるというのは、ホントにありがたいことなのでした。

そのうち、快晴だった空が次第に曇ってきて、いよいよポツポツと雨が!でもこれはある意味安心すべきことなのです・・・、そうです・・・、驚異の雨男、ヴァイオリンの太田惠資氏が確実にこちらに向かっているということなのだっ!

そうしてわたしたちが充実した時間をやっぱり笑いながら過ごしている間、大熊さんは楽器の準備を済ませて、電車移動のメンバーを最寄り駅まで迎えに行き、会場におろして、わたしたちをピックアップしに来て、楽器を運んでくれて、と・・・、これってマネジャーの仕事じゃん!自分動けよ、おい!・・・ありがとう、バンマス。

会場にはすでにメンバーが勢揃い、おなじみの顔ぶれはもちろん、久々の太田さんの姿もちゃんと見えて嬉しい、というか安心(笑)。着替えの時間がなさそうだったので、檳榔姉妹はすでにリハから本番仕度でやる気満々、なべちゃんはすっかり女将仕度、みわぞうのバテレン風過剰衣装も笑ってもらえて満足。
ところが、リハが始まってまもなく、雨が本降りに!いやー、伊達に雨男と呼ばれてないわ(笑)。
ステージ上にはテントを張ってくれていたものの、次第に雨水がたまってしまい、いつしか罰ゲームのような状況に。仕方なくリハを一時中断すると、この白州のボス的存在の田中みんさん登場!
「大丈夫。この強い雨はそんなに長くは続かないよ」
と言いながら、きびきびと適確に指示を出し、テントを見事に張りなおしてくれたおかげで、雨水はたまることなく、自然とスムーズに流れ落ちるようになった。檳榔姉妹、みんさんにすっかりクラクラ。素敵すぎる。

まもなく、みんさんの言ったとおり雨足が弱まり、リハもそこそこ済ませ、ダンス白州のカフェからラタトゥイユのお弁当をもらい、いざ本番。昨年に比べてお客さんもたくさん来てくださり、なにより自然の中でほぼ勢揃いのメンバー(川口氏は旅担当なので欠席でしたが(笑))で、実に気持ちよく演奏させてもらった。関わってくれたすべての皆さんと、心を寄せてくださった皆さんに感謝。本当にありがとうございました。

で、メンバーのほとんどは多忙も多忙のため、数名はすぐに電車で帰京、とはいえ明日はふたたび六本木ヒルズに集結。太田さんと関島さんを交えて、大熊さん、なべちゃん、スタッフと共に軽く打ち上げ。どう見ても女将、というかお店のママにしか見えないなべちゃんのおかげで、ダンス白州の食堂に「スナック明子」が急遽オープン(笑)。ママの気配りもあってみんなゴキゲンになり、わたしも普段飲まない種類のお酒を過剰摂取、急激にいい按配になったところに、遠くで花火がドーン!って、あーた、もー、きゃーきゃー言うっちゅうねん。
ほどなくして、太田さんと関島さんのお帰りを総出でお見送り、太田さんも、
「ママ、また来るよ」
と笑顔で帰路に。その後も「スナック明子」はお店を開けてくれて、拙者かなりの酔いっぷり。日付がまわるころにようやくお店も閉店し(笑)、宿へ。と、荷物をおろしてるうちに、大熊さんの衣装がごっそり入った紙袋紛失が発覚!きゃー!っつうかわたしの帽子とか普段着とか、体のとある部分(←人一倍豊か)をしっかり支える大事なアイテムとか入ってんじゃん!一気にくらーい気持ちになり、すぐに思い当たる場所をチェックするも、外は真っ暗なので、屋外にあるとは思えないし、かといって事務局に届いてる様子もなし。今晩はもう遅いから、ということで、仕方なく明日探すことに。ついさっきまでの浮かれた気分から、反動で一気に沈んだうえ、酔いが最高潮にまわってきて、ぐったり(笑)。
「みわぞう・・・しっかり・・・!」
と自分で自分に言い聞かせながら、微妙にデカいお風呂に必死に入って、なんとか一日を終わらせたのでした。

101.jpg 600×398 (original size)

ライヴの様子 by吉岡茂氏

[link:101] 2005/08/31(wed) 16:19