こぐれみわぞうのプチ日記


2005/01/21(fri) NYのど真ん中でハクをつけた人

都市社会学、社会思想史、音楽文化論などに詳しい酒井隆史さんのメールに爆笑。
ピストル突きつけられて有り金の4ドルを渡して助かった話や、ブッシュ就任式でのデモをビデオで記録しているうちに、目の前のフェンスがあっけなく崩れ、気づいたらデモの最先頭に位置してしまい、催涙ガスまであびた話に、極上のシチュエーションコメディをみた。

今、一番会いたい人は、まちがいなく酒井さんだ。

[link:30] 2005/01/26(wed) 13:44


2005/01/22(sat)

今日の日記はちょっとわかりにくいので、もどかしくてたまらーんという人はすっ飛ばしてね。

以前よくお世話になっていた、とあるお店に1年ぶりに行ってみた。
数年前、友人に連れて行ってもらったのが初めてだったのですが、それからというもの、定期的におじゃましてはいろいろとお世話になっていたところで・・・って何の話かわかりにくいよなあ。まあ、とてもスピリチュアルなお店というわけですが、押し売りは一切しないし、ただそこでお茶を頂くだけでもOKという場所。
で、久々に行ってみたら、ほとんど何も変わらず、でも以前よりとても活気があってにぎやかな印象。店長さんもあいかわらずお元気で陽気で、ここに来るとなんだかリセットされてとても爽快な気分になるのです。

これまでここで分けて頂いた、とあるものが家に置きっぱなしになっていたのでお返しして、せっかくなので今後のためにひとつ見繕ってもらおうと思い、
「どんな困難もはじき飛ばしてガンガン進みたい」
と話したら、もうそのものズバリなアイテムを見繕ってくれた。実は店内をじっくり見せてもらっているうちに、どうしてもこれが気になって仕方がない、というアイテムがそれだったのでびっくり。店長さんは
「元はのんびりしてる人がそんなことを言うなんて」
と驚きつつ、これならまちがいなくガンガン行けると太鼓判をくれた。檳榔姉妹も快進撃だ。

その後、大熊さんに
「そういうわけでこれからは突進します」
と報告したところ、
「これ以上困ります」
と仔犬のように震えて遠ざかった。

[link:29] 2011/01/14(fri) 23:17


2005/01/23(sun) 浅草で長田を思う

浅草にある実家のお墓に親がお参りに行くとのことで、合流すべく朝から出かける。
駅から歩く道すがら、あまりに寒くて、神戸の震災のときもさぞ寒かったのだろうと思ったら、ふと「満月の夕」がアタマの中で流れ始め、歌詞を追ってるうちに突如、愕然としてしまった。
今まで何度となく演奏し、耳にしてきたはずのこの曲の歌詞のひとつひとつが、初めてリアルに感じ取れたのだ。
もちろんこれまで、何も感じなかったわけではなく、被災地に行き、被災した人から話を聞き、少しずつその実感を受け止めてきていたはずだった。更には想像力で、ある程度はわかっていたつもりになっていたかもしれない。ところが、浅草の街を寒さに身を固くしながら一言一言追っているうちに、その歌詞の意味するものがまるごと手にとるように伝わってきたのだ。まるで一枚ずつベールがはがされ、今まで見えなかった細かい模様まで見えたかのような、膝を打つほどにクリアに把握できる謎解きの瞬間のようだった。きっと長田で生まれたこの曲を、長田で演奏できたことが大きかったのだろう。
「満月の夕」は日本が生んだ、20世紀最後の名曲だ。こんなに素晴らしい歌は世界中に指折り片手で数えるくらいしかない。

[link:28] 2005/01/26(wed) 12:07


2005/01/24(mon) ニュー免許証

実は昨年のシカラムータ祭り2日目のときに、免許証入りの財布を紛失してました。発覚したのは開演前、なのでステージに上がっている時にはすでに、財布紛失の事実を受け止めていたのです。でも、あの日は本当にバタバタしていたので、そんなことをショックと思う間もなかった。現金もある程度入っていて、隠しポケットにはヘソクリみたいなお種銭も入っていたのですが、何より免許証をなくしたのにはあとからじわじわと困り、折あるごとに運転できない不自由を感じつつも、なんだか財布が見つかるような気がして、なかなか再交付に行かない状態だったのだ。

そこで今日、周囲のニーズにお応えすべく、やっと再交付。手続きには大して時間もかからず、ニンテンドーDSでちょっくら遊んでるうちにできちゃったくらい。できあがった写真は顔と背景以外は全部黒くて、黒豆みたいになった。

[link:31] 2005/01/27(thu) 20:20


2005/01/25(tue) 再会は新たな扉を開くか

某雑誌の編集者さんから、大熊さんに面会のアポがあり同行、中野のkarmaへ。聞けば、数年前に楽屋でサインをしてさしあげたとのこと、更に話をするうちに、あのときの彼だったのか、とふと思い出された。なかなかおもしろい視点の持ち主で、当時はまだ大学生さんだったのだが、今ではいち編集者としてがんばっているようで、嬉しくなった。なんというか「言葉」が共有できる人なので、話がすっと通じるのが心地良い。人によってはひとつひとつ順を追って説明をしなければいけない場合もあるわけで、かねてからこの雑誌は大熊さんのテイストに合致する部分が大きいように思っていたこともあり、いいご縁になればいいなあ。Kさん、どうぞよろしくお願いします。

そのまま中野のお蕎麦屋さんでお夕飯、食べ終わってまもなく、目の前のガラス越しに蕎麦打ちが始まった。そう簡単に会得できない職人さんの技には様式美があって、ついじっと見入ってしまう。お蕎麦を鮮やかに切る最中にお店を出なければいけなかったのだが、なんだか曲の最中に帰るお客みたいな気分で、申し訳ない気分になってしまった。

[link:34] 2005/01/28(fri) 00:39

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