大熊ワタル気まぐれ日記:2006-01-12


2006年01月12日(木)去年の仕事を振り返る

 ずいぶん日誌をさぼってしまった。適宜、事後的にメモは残しておこうと思うのだが。
 書けない理由のひとつだった、遅れに遅れた懸案の原稿(岩波の「世界音楽の本」関係)は、年末に何とか提出したのだが、一度切れたリズムはなかなか戻せない。
何にせよ、結局あれこれ忙しい一年だった。
 鏡開きも過ぎて、ようやく去年のライブを数えてみた。去年は、少し少なめにして、いろいろ仕込みに充てようと思っていたが、結局、最近のアベレージに近い58本だった。年末の台湾など、後半にライブが駆け込みで増えたのだ。

●58本を名目別に振り返ってみると、
・シカラムータ      7本
・ジンタらムータ     7本
・モノノケサミット      5本
・趙博関係         5本
・ふちがみとふなと関係 4本
・千野秀一さんとデュオ 4本
・アノン            4本
・ベツニナンモクレズマー2本
・高田演芸宣伝社    2本
・キャラバンテント     2本
・佐藤芳明氏とデュオ  2本
・清水一登(アレポス)  1本
・登敬三氏とデュオ   1本
 …などとなっている。シカラムータも今年につながる流れができたように思う。他のライブもFFQはもちろん、千野さんとのツアーや、河村博司・みわぞうとのトリオで臨んだ広島のヒロシマ平和映画祭、ジンタらムータの台湾・美濃など、充実したライブがたくさんできたのはよかった。感謝!
 あと、トークも2本あった。東経大を入れると3本か。
 12月のレイバーフェスタで試みた「レイバーDJ」(DeMusik inter.名義)はなかなか好評だった。DJ&トークはしばらくやってなかったけど、可能性ありだ。

●ちなみに録音は少なく、
・2月の中山千夏さん(おんなぐみ)テーマソング
・9月のモノノケサミット新録 …の2件のみ。
 中山さんのは、彼女たちの相互扶助的結社?のテーマソング(作曲は小室等さん)で、入会者のみゲットできる。ラジオ歌謡っぽい趣向で、楽しい仕上がりになったので、一般人も聞ける機会があるといいと思うのだが…。
 モノノケのは、ヒデ坊が宜野湾住民になった関係などで、沖縄での作業。北谷のリンケンスタジオで数日カンヅメになって録った。いつもながらソウルフラワーの録音は大変だ。リハも含めて1週間沖縄にいながら、メシと作業以外ほとんど出歩かず。ドーナルと再会できてよかった。

●その分?原稿はやや復活傾向か。
・東京人
・ミュージックマガジン 2回
・イマージュ連載(「態変」機関紙)2回
・CDライナー(F・ロンドン「KLEZMER BRASS ALLSATARS」CARNIVAL CONSPIRACY)…など。
 東京人は編集のK君の肝いりで、チンドンのおかみさんに焦点をあてた記事で、結構大仕事っぽかったが、思ったほどの反響はなかった。その後K君も社運(というより編集の傾向)を見限り、フリーに転じた。もう当分、東京人の仕事は(し)ないだろうな。
 おっと忘れていたが、「音の力」はストリート占拠編を上梓し、その勢いで「沖縄アジア編」も年内フィニッシュ! のはずだったが、やはりこちらはまだ延びている。それにしても、まあがんばったほうかも。出来上がりが楽しみだ。

[link:20] 2006年01月12日(木) 08:01