大熊ワタル気まぐれ日記:2008-12-31


2008年12月31日(水)二つの我方他方〜篠田祭りとマサル祭り

 ずいぶん空いてしまったが、08年を振り返りつつ再開したい。

 12月8、8日の篠田昌已生誕50年記念「FIESTA de COMPOSTELA」はおかげさまで盛況かつ大好評でした。
 出演者も、それぞれ短い時間でしたが、ベストパフォーマンスの連発で感激でした。
 記念パンフも、今までまとまった篠田資料集がなかった分、なんとか一里塚を残せたのではないかと。
 ご希望の方は700円でお分けします。
 また、すでに新宿・模索舎には絶賛発売中です。また、下北沢イーハトーボ、中野・タコシェでも近日発売予定です。
 そして、大ニュース!?
 あの、パフアップのCDシリーズが配給のVIVIDSOUNDから全作再発の運びとなりました!(3月から2タイトルずつの予定)


 さて、FIESTA de COMPOSTELAの2日目のラストに忘れがたい出来事が起こったので記しておきましょう。
 ちょうど、三重・亀山でスペース「月の庭」を主催していたマサル(またの名をダンサー・歌舞伎昌三)が、末期ガンで、友人家族に見守られながら最後の時を迎えていたのですが、イベント初日に出てくれた、じゃがたらのOTOが、そちらに応援に行っていて、僕らのステージを電話ライブで、病床のマサルに聞かせてくれたのです。
 これには、前段があって、その直前に、マサルの大好きなソウルフラワーがやはりライブ会場の神戸から、電話で「満月の夕」を聴かせる企画があり、
それを見たOTOが、機転をきかせてくれて電話ライブ第二弾となったわけです。
 マサルは部位が膀胱だったせいか、最後まで上半身、意識がしっかりしていて、そもそも余命2年の宣告が、4年も頑張れたのですが、その晩も、ほとんどの内臓が機能停止しているのに、音楽に涙をながし口を動かして、最後まで命の踊りを燃やしきって、その直後、安らかにテイクオフ、拍手で送られたとのこと。
 篠田〜マサル、と二つの我方他方(アバンタバン)がリンクした夜でした。マサルの元気なうちに月の庭に遊びに行くことはできなかったけど、モノノケサミットで妙な踊りで楽しませてくれた君のことは忘れない。ありがとう、マサル!

[link:46] 2008年12月31日(水) 06:48